これから、どんな未来が待っている?
かけがえのない一人ひとりの人生が、
じぶんらしくありますように。
その想いを実現するために、
いつでも、この一冊に立ち返り、
また一歩、進んでいきます。
これから先の未来。
とびはねたいほどうれしいこともある。
受け入れがたいこともある。
言葉にならない想いを抱くこともある。
でも、その一つひとつに向き合って、自信をもって選択していく。
じぶんの手で人生を切り拓いていく。
そんな生きる力のタネを、誰もがもっていると信じています。
だからこころの声を聞いてほしい。
こたえは、こころのなかにある。
笑って、ころげて、かけまわって。
のびのびと、めいっぱい遊んだ記憶。
こどもの頃の忘れられない思い出は、大人になっても宝物。
できないことができるようになったり、友だちときずなを深めたり。
一つひとつの出来事が自信となって、じぶんのことをじぶんで決めて、生き抜いていく土台をつくる。
だからわたしたちは、食育、体育、音育、木育をとおして、自主性を育むことをたいせつにしてきました。
自主性を育むために、わたしたちはさまざな保育を実践しています。
おなかと相談するバイキング形式の給食。
次の日に、遊びの続きができるコーナー保育。
年齢のちがう仲間を理解する交流保育。
たいせつにしたいのは、何かを与えるのではなく、こころにあるこたえを引き出すこと。
それは、こどもだけでなく、保護者のこころに向き合うこともおなじです。
わたしたちも、自分に何ができるか、一人ひとりがこころを見つめ、ともにこたえを見つけていきます。
いろいろな価値観を持つ保護者の方々一人ひとりとも理解を深め、ともに保育に向き合い、こどもの生きる力を育みます。
そのことを通して、保護者とこどもだけになりがちな関係を、保育園、地域社会へと広げる役目を担っていきます。
どんな環境にあっても、目の前のこどもや保護者、仲間のためにじぶんに何ができるか考える。
こたえを与えるのではなく、引き出すためにどうすればよいか、簡単にこたえが出ないことにも粘り強く向き合い続け、想いを実現するために主体的に行動できる。
対話を心がけ、相手の立場に立って考え、お互いの理解を深める。
その日の出来事を共有し連携し合うと同時に、互いに力を高め合う。
他人を尊重し、じぶんの価値観の枠にとらわれず柔軟性をもつ。
じぶんに足りないことは何か理解し、謙虚な姿勢と広い視野で学ぶ。
敏感に時代の流れを読み、環境や価値観の変化をキャッチする。
前向きな気持ちで発想を実行に移し、新しいことにチャレンジする。
人生の土台となるたいせつな時期にわたしたちと関わるこどもたち。
ここでの記憶が、かけがえのないものになりますように。
何があっても生きていく力の源となりますように。
わたしたち一人ひとりも、保育を志したときの想いを忘れずこどもたちとともに、保護者の方々とともにいつまでも成長していきます。